腸内洗浄をすると腸内フローラはどうなるの?

腸内を整えるために腸内洗浄という方法があります。しかし腸の中を洗浄してしまうと腸内フローラはどうなるのでしょう。腸内洗浄のメリットやデメリットはどのようなものなのでしょう?

 

腸内洗浄とは?

腸内洗浄と腸内フローラ

腸内洗浄は80年代にアメリカで広がった便秘改善施術法であり、美容のために多くの人がこの方法を行ったと言われています。この方法は腸に詰まってしまっている老廃物を、専用機器を使って洗い流してしまうという方法です。自分で行うことのできる器具もありますが、美容クリニックなどでも行っています。専用ノズルを腸内に挿入していき、ぬるま湯で腸の中のものを排出するという方法です。

腸内洗浄の効果

腸内洗浄のメリットとして、毎日の元気や美しさがうたわれていますが、当然腸内環境が良くなればその効果は必然的に現れるものです。腸内に老廃物をため込むことは良くないことであり、それを洗い流して解消することで良い影響が得られるとうたわれています。

老廃物をため込むリスク

老廃物は体に不必要なものや害のあるものがほとんどなので、たまってしまうと悪玉菌の最高の食事となってしまいます。悪玉菌によって出てくる有毒ガスや有害物質は、腸管から吸収され血管に入り体中に届けられるのです。それによってさまざまな健康被害のリスクが考えられますが、腸の働きもより低下させることで、腸内環境も悪循環が起こってしまいます。

 

腸内洗浄について

腸内洗浄をすることで腸内のいろいろな菌が排出していきます。腸内洗浄を勧めるサイトでは悪玉菌が排除できるということばかりが書かれているようですが、実際には強い外敵のウイルスや細菌と戦うのは悪玉菌でもあり、このようにすべて排除することが健全とは言い切れないのではないでしょうか。

 

またすべて洗ってしまうと、せっかく腸管にぎっしり作られた腸内細菌の壁も、すべて作り直しになります。しっかりした壁を作るのは時間がかかるため、その間免疫力も落ちるというリスクが考えられるとのこと。つまり腸内洗浄はメリットもありますが、リスクも忘れてはいけないということになります。

 

腸内フローラと腸内洗浄

つまり腸内洗浄によって、腸内フローラは構築を崩されます。
ただまた時間を要して作られるときには、洗浄前より良い状態の腸内フローラが作り出されるというメリットもあります。
しかし生活習慣や食事習慣が変わらなければ、結局繰り返すことになってしまうのではないでしょうか。

 

腸内フローラを良くするのは自分の力で行うこともできます。それには毎日の食事を意識し、乳酸菌などの多い食品、食物繊維の多い食品などを多く食べるようにすることです。そして自然なかたちで腸内が良い環境になれば、その人の特徴を持つ腸内フローラができあがります。すっきりした毎日のためにも、まず自分の努力と自身の力で腸内フローラを整えていきたいものです。

 

現代は腸内研究も進み、腸内フローラを良い状態にするために、プロバイオティクスやプレバイオティクス、そしてバイオジェニックスなどの研究も進んでいます。そのため腸内洗浄はよほど病的なトラブルのときに使われることが多く、自然に腸内に良い細菌をいろいろなかたちで摂取することが一般的となっています。