日和見菌の役割とは?

腸の中にいる細菌は、善玉菌と悪玉菌そして日和見菌の3種類と言われています。この中の1つの日和見菌は、いったいどのような役割があるのでしょう。腸内細菌全体を考えることで、日和見菌の働きもより詳しく見えてくるのではないでしょうか。

腸内細菌について

 

腸内細菌は100〜3000種類、100兆〜1000兆個もあると言われています。これらの腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3つに分けることができます。善玉菌は体に良い影響を与える細菌、悪玉菌は逆に悪い影響を及ぼす細菌という位置づけですが、どれも私たちが生きるためには絶対に必要であり、そのバランスによってトラブルの原因にもなるのです。

 

そして腸内細菌の理想的な割合は善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7と言われています。つまり約3割の中で善玉菌と悪玉菌の壮絶なせめぎ合いが行われているのです。そして7割もの日和見菌は善玉菌と悪玉菌の優位になった方になびくことになります。

日和見菌の役割

例えば日和見菌の一つの働きとして、善玉菌が優性のときには短鎖脂肪酸を作り出し、いわゆる痩せ菌となります。しかし悪玉菌が優位になるとこの働きは落ち、アンモニアなどを発生させてしまい悪玉菌の手伝いをしてしまうのです。痩せ菌の働きが弱るため、脂肪をためやすい状態にもなるのです。

日和見菌の種類

日和見菌にはさまざまな細菌の種類がありますが、主体になっているのがバクテロイデスやユウバクテリウムなどで腸内に存在し、嫌気性連鎖球菌などは口内にも存在しています。これらは免疫力の高いときには害はありませんが、免疫の低下したときには病原菌として働きかけてくるため、腸の健康=健全な免疫力ということから考えても、腸の環境はとても重要となるのです。

 

体型を気にしている人にも重要な日和見菌

最近ぽっこりお腹が気になっている人や、全体にふっくらしている人にとっては、日和見菌を痩せ菌として活躍させたいものです。でぶ菌や痩せ菌の正体はファーミキューテス(デブ菌)トとバクテロイデス(痩せ菌)と言い、腸内の細菌のすべてがこのどちらかに当てはまりますが、日和見菌はすべて痩せ菌に分類されます。そのため日和見菌が痩せ菌として働くためにも、腸内を善玉菌優位の状態にしておくことが大切なのです。

 

日和見菌に良い働きをさせるには

このように日和見菌は腸の中が悪化することで、病気の原因菌にも変化します。そのため善玉菌を増やすことが大切であり、ポイントは食物繊維が多く脂肪が少ない食事なのです。他にも酸菌食品としてヨーグルトや発酵食品なども意識的に摂取しましょう。しかしカロリー過剰や塩分過剰になりやすいので、乳酸菌などの善玉菌の応援団をサプリとして摂取することもおすすめです。